切るフェイスリフトと糸のリフトアップのメリット・デメリットを比較解説!

フェイスリフトの手術を受けると決めたものの、「糸のリフトアップと切るフェイスリフトのどちらが良いのか?」というところで悩んでいる方もいるかと思います。確かにフェイスリフトの手術方式の特徴が分からなければ、クリニックへの問い合わせも難しいかもしれません。
このページでは、糸のリフトアップと切るフェイスリフトのメリットとデメリットを紹介した上で、お勧めの手術方式について考えていきたいと思います。
糸のリフトアップを選ぶメリット・デメリット
糸のリフトアップには、次の様なメリットとデメリットがあります。
メリット
糸のリフトアップにおける最大のメリットは、手術跡がほとんど残らない事です。糸のリフトアップ手術は専用機器で糸を入れ、機器を皮膚から引き抜く事で糸だけが肌の中に残る仕組みとなっています。そのため、糸の挿入口が非常に小さく済むところが大きなメリットです。
また、切るフェイスリフトと比べて費用を抑えやすいこともメリットとなります。
デメリット
糸のリフトアップにおけるデメリットは、効果の持続期間が短い事です。この手術は糸を使って脂肪や皮膚を引っ張り上げているだけの状態ですので、たるみ等が1年程で戻ってしまいます。
ですから、糸のリフトアップによってたるみ等がない状態を保つためには、手術を繰り返し受ける必要性も考えなければなりません。また、たるみの進行によっては、効果をあまり実感できない事もあると言われています。
切るフェイスリフトを選ぶメリット・デメリット
切るフェイスリフトのメリットとデメリットは、以下の通りです。
メリット
切るフェイスリフトにおける最大のメリットは、シワやたるみの原因となる余分な皮膚を取り除くため、目に見える効果を実感しやすい事です。特に、たるみ等に悩まされる事が多い50~60代の場合、肌にハリが出る、毛穴があまり目立たなくなるといった効果が現れやすい傾向があります。
また、切るフェイスリフトはたるみを物理的に取り除くため、糸のリフトアップの様にすぐに効果がなくなってしまう事がありません。ですから、加齢等によって新たなシワやたるみが生じない限り、取り除いた部分のたるみは戻らないと捉えて良いでしょう。
デメリット
切るフェイスリフトのデメリットは、糸のフェイスリフトと比べて高額になりやすい点です。一般的には、切開部位の少ない部分的な手術で40万円以上、広範囲の手術になると100万円以上の費用が掛かると言われています。
また、皮膚に直接メスを入れる訳ですから、術後しばらくは傷跡が残ってしまう事もあります。ですが、切除部位を髪型でカバーできて傷跡があまり気にならない方であれば、翌日から仕事に行く事も可能な場合も多いです。
より高い効果を求めるなら切るフェイスリフト
糸によるリフトアップは、効果の持続期間が1年程と短いだけでなく、場合によってはシワやたるみの解消が実感できない事もあります。そのため、リフトアップ効果をしっかり実感したい方には、切るフェイスリフトで不要なシワやたるみを取り除くことがお勧めです。
切るフェイスリフトでは目立たない部分を切開するため、人によっては傷跡が気にならない場合もあります。そして中には、術後も家族に気付かれずに日常生活を送れる方もいるようです。
初回の費用だけで見ると、確かに糸のリフトアップの方が安く手術を受けられる可能性が高いです。しかし、1年程度しか効果が持続せず、何度もメンテナンスを繰り返す事を考えると、長期的に効果が持続する切るフェイスリフトを1回受ける方が、安くなる場合もあります。
それぞれのメリット・デメリットを理解して手術方式を選択しよう
糸のリフトアップと切るフェイスリフトのメリット・デメリットをまとめると、次の様になります。
メリット |
デメリット |
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糸のリフトアップ |
・手術の傷跡がほとんど残らない |
・効果の持続期間が1年程と短い |
・切るフェイスリフトよりも手術1回分の費用を抑えやすい |
・シワやたるみの進行度合いによっては、目に見える効果が実感できない事がある |
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切るフェイスリフト |
・シワやたるみの原因となる余分な皮膚や脂肪を取り除けるため、目に見える効果が期待できる |
・糸のリフトアップと比べて1回あたりの手術料金が高額になる事が多い |
・切除したたるみは戻る事はない。加齢で新しいたるみが出ない限り、効果がなくなる事はない |
・皮膚にメスを入れるため、術後しばらくは傷跡が残ってしまう |
各特徴を比べると、シワやたるみの解消効果を求めて手術方式を選ぶ方には、やはり切るフェイスリフトの方が不要な皮膚を取り除けるため、お勧めである事が分かると思います。
ただし、検討段階で少しでも疑問や不安要素がある時には、切るフェイスリフトの手術実績が豊富なクリニックのカウンセリングを受けて、相談してみると良いでしょう。